Webデザイナーの仕事

未経験者こそクラウドソーシングをやるべき3つの理由

この記事は2019年以前他サイトに執筆したものを引越し掲載しています。

Web制作のクラウドソーシング。これの受注あるいは応募というのは「現役のデザイナー」や「もともとやっていた人」だけのものではありません。

「未経験者」「これから就職したい人」にこそおすすめです。

未経験者がクラウドソーシングをやるメリット

  1. ポートフォリオの評価が全然違う、面接で高評価
  2. 学校の課題より格段に力がつく
  3. お小遣い稼ぎでモチベーションも維持しやすい

実際私が35歳未経験で就職できた理由の一つは、クラウドソーシングをやっていたからです。

そもそもクラウドソーシングって?

ネットを通じてこれこれの仕事をしてください、という発注をすることです。「こんな記事を書いてください」とか「作曲してください」とかいろいろあります。

この記事でおすすめしているのはこれの受注です。

webデザインの案件というのは常に豊富にあります。

初心者の場合、コンペティションがおすすめです。契約をしてから作業するわけではないので、気軽に参加できます。

クラウドソーシングサービスはたくさんありますが、やはり大手が安心です。

特に代表的なのは「ランサーズ」「CrowdWorks(クラウドワークス)」です。私はどちらも登録していて、就活を終えた今も使っています。

以下Web業界を目指す人がクラウドソーシングをやるメリット3つです。

ポートフォリオの評価が全然違う、面接で高評価

一つ目は就職が有利になるという点です。

学校の課題を載せただけのポートフォリオはあまり評価されません。受け身の姿勢が見えてしまっています。

それとは対照的にクラウドソーシングで応募した作品は評価されます。

レベルはともかく、自分からどんどん仕事にしていきたいですという意欲自体は絶対に伝わるからです。

 

また学校の課題というのは、「何かの技術を身につける」目的で作ります。そのため、それだけが掲載された作品集だと実務の視点を持って学習してきたのか測れません。

この点クラウドソーシングの応募・受注作品は「発注者の要望に具体的に応える」目的なので明確に差があります。また比較的気軽なコンペとはいえ受注を目指す以上は「仕事」です。

 

私の場合コンペをやり始めてから、みるみるポートフォリオが充実させられました。また実際受注できた作品もあったので、面接で具体的にその話ができ今の会社に採用されました。

クライアントワークは面接でのネタになる

ポートフォリオを面接でのコミュニケーションツールとして考えると、クライアントワーク作品はとても優秀だと思います。

ただの学校の課題だと面接官も見たら終わりです。見ればわかるからです。聞きたいこともそんなにありません。

でもクライアントワークだと俄然興味を持ってもらえます。

実際聞かれたことは、

  • 依頼のやり取りについて
  • クライアントとの間でどのあたりを特に摺り合わせたのか?
  • 受注金額はどれくらい?

など、思い返すと質問はほとんどクライアントとの関係を前提にしたものでした。

今は制作会社で実務に就いていて、なぜこれらをよく聞かれたのか理解できています。

学校の課題より格段に力がつく

クラウドソーシングでは、学校の課題では鍛えられない以下のようなメリットがあるのでおすすめです。

デザインの良し悪しの判断、発想力が鍛えらえる

コンペでは他の応募者の作品と比較できることがとても勉強になります。

同じテーマ・条件で制作している作品が何十個と並んでいるのは面白い光景です(中にはネタなのか?何か勘違いしているのか?という応募者もいて笑えたりもします。私も笑われているかもしれません笑)。

 

そして自分が一生懸命考えたあと他の応募者の作品をみることがとても勉強になります。

上手い人も多いのでそれは単純に勉強になりますし、逆に下手な人も多いのでそれがなぜダメなのかを考えてみるのも勉強になります。

また「あ~その手があったか!」「そうきたか!」っていう斬新なのもあって、発想力が鍛えられます。

実務に近い考え方、やり取りが経験できる

以下のような経験を自然に積めるので、実務の力がつきます。

  1. 学校などの制作課題に比べて条件(しばり)がたくさんある
  2. 架空のものに比べて目的を強く意識して制作できる
  3. 特に修正は勉強になる
  4. 納品までのやり取りも貴重な経験

 

以下もう少し詳しく。

1.学校などの制作課題に比べて条件(しばり)がたくさんある

例えば入れてほしい文言、納品ファイル形式、禁止事項などなどです。

他にもデザイン面で、使ってほしいカラー・表現方法で避けてほしいこと、などがあったりします。

学校の架空の課題は「ほぼ全部自由」だったんだなあ、ということを感じます。

2.架空のものに比べて目的を強く意識して制作できる

クライアントがどういう目的で制作を依頼してきているのか真剣に考えることになります。

バナーなども実際の掲載イメージを持って制作することになりますので、実務に近い考え方が自然にできるようになります。

3.特に修正は勉強になる

コンペで採用された後は、何らかの修正が求められることがあります。

また受注前でも、採用されそうな有力作品になっている場合には要望が来ることがあります。

こういった注文された内容に応えるという工程で特に力が伸びます。あまり使ってこなかった機能や技を使う必要が出てきたりするので。

またデザインの用語を使わない相手と話すことで、クライアントの意図をくみ取る力も鍛えられます。

4.納品までのやり取りも貴重な経験

コンぺでは採用された場合、修正や納品までのファイルのやり取り等がありますが、これはまさに制作現場の実務そのものです。

私の場合はチラシを受注できた時に、初めてイラレで作ったものが印刷物になるという経験をしました。

納品後トラブルにならないように、裁ち落としや解像度といったことを真剣に調べてとても勉強になりました(今Webの現場でも印刷物のデータを再加工してサイトで掲載、あるいはその逆パターンもあるので経験しておいてよかったです)。

ここでも総じてクライアントとの意思疎通が勉強になります。

受注・契約はデザインの上手さだけでとるものではない、ということも学べます。

 

ここまで、学校の課題よりもクラウドソーシングの方が格段に力がつく理由でした。最後にモチベーションアップにもなるという点です。

お小遣い稼ぎでモチベーションも維持しやすい

就活のために、ただただ練習で作品をつくるのはきついです。

この点お金が発生する(かもしれない)という点は、モチベーションアップにつながります。

ちなみに私の初受注は10000円以上の案件でした。実際受け取ったお金そのものよりも、それだけの価値の仕事ができたのがうれしかったです。

自分のデザインが実際にお金になる、ということを経験できるのはとても大きいです。

デザインを通じたつながり

就職活動は自分との戦いになります。私の場合、訓練校を終えて2か月就職できませんでした。

その間無職の自分一人でスキルアップや求人への応募を行ないつづけますがメンタル的にも厳しかったです。

そんな中クラウドソーシングはネット上とはいえ、デザインで実社会とつながる機会になっていました。

もし練習で架空の制作だけをやっていたらモチベーションが切れてしまっていたと思います。

まとめ:続けると楽しくなる、就職につながる

私の場合20日連続でコンペに応募するということを目標にしました。

最初はバナー1つ作るのがとてもたいへんでした。難しいことは何もしていないのに3~4時間くらいかかったものもあります。

でも毎日繰り返すと考えるのも作業もどんどんはやくなります。そうすると楽しくなるので、続けられるようになりました。

最初の頃主に応募していたのはバナーやチラシなどで、素材も用意されているものを選んでいました。

私の場合実際に就職につながりましたし現場に入ってからも役立っています。

技術面ももちろんですが作品づくりを習慣化できていたことが大きかったです。

学校に通っている、未経験で就活中だ、という人は毎日の活動にぜひ取り入れてみてほしいです。