クラウドソーシングを気分転換にのぞいてみて闇を感じてみたりとか

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クラウドソーシングは受発注しなくても気づきが得られるので、のぞいてみるのはいいものだなと思います。

最近「レシピサイト」でサーフィンしていたら勉強になる気づきが多かったです。なぜ見ていたかというと自分のレシピサイトを立ち上げる上で何かヒントが落ちているかもしれないと思ったからです。

目次

Webやネット情報の裏世界を垣間見れる

今回「レシピ」で見ていて目についたもの以下です。

  • 自分ではキッチンに立ちもしていないんじゃないかという人が運営。コピペでのまとめレシピサイトを作ろうとしている。
  • 作らなくていいから想像でレシピの感想を書いてくれ依頼
  • クックパッドを超えるようなサイトを作ろうとしている→おそらく失敗(数年前依頼なのにそんなサービスは聞いたことがない)。依頼中断している人もわんさかいる。

まあそんなものだろうな…と想像つく範囲ではありますが、改めて見るとなんというか競争社会の闇や恐ろしさを感じます。ネット上の口コミや評価を迂闊に信じてはならない、というのを再確認させられます。

で私の場合はですがそういったものを見ることで、愚直に地道にやっていこうというモチベにしています。料理もWeb制作も外注に頼らず手作りしつづけようというモチベーション。

外注自体はぜんぜん悪いことではないですし、専門技術者と協力し合うほうが効率がいいのも間違いないです。ただありふれた企画でプラットフォームだけ用意、その後は外注の薄っぺらいコンテンツを量産して手っ取り早く金を稼ごうみたいな人が多いということは、愚直にやり続けるだけで差別化できるということでもあります。

その業界あるあるの確認

依頼ページを見ているとその業界特有のあるあるやありそうなビジネス企画の再確認に役立ちます。再確認とは「やっぱりそうだよね…それ考える人多いだろうな…」ということ。

以下レシピサイト関連でのあるある。

レシピサイト内の検索の精度問題

検索の表記ゆれ。レシピサイトでは多そうです。

例えば鶏と大根の煮物、だとヒットするけど「鶏大根の煮物」だとヒットしないなど。これはやはり重要な問題。

これに対する調査や具体的対策の依頼が見られました。

レシピサイトのブックマークアプリ

最近料理を始めたという人が「自分用に情報をまとめたい」と言っていたのを聞いて以来頭にあった件です。

で、レシピサイト情報を自分用にまとめるアプリを制作する、と。

厳選したレシピサイトだけを集めた投稿サイト

COOKPADのような情報氾濫に逆の方法で応じようとするためでしょうが、承認されたレシピだけを表示して同名(ほぼ同内容)の投稿レシピは別パターンとして掲載する、といったサイト企画。

こうやって整理したくなる気持ちはわかりますが、くくり方も承認のレベルも運営側の主観・さじ加減なのが気になります。しっかりと客観的な視点で振り分ける方法(AIとか?)があればよさそう。

レシピをプロ同士で売買するサイト

レシピを情報として売り買いする世界。レシピの中でも本当に秘蔵みたいなやつは情報に値をつけて売買しましょうってことですね。

自分が思いついたことはたいてい誰かがやっている

さて料理やレシピのWeb情報発信をやろうとした時点で上記のような案はどれもうっすら頭にありました。今回クラウドソーシング発注を眺めていたら「ああ、やっぱりやっている人、やろうとしている人っているんだな」と思いました。

こういうサービス欲しい人は少なくないだろうな、と思うものはたいてい誰かがやっているし、まだ表に出てこない段階でもやろうとしている人はたくさんいるということです。あと人はたいてい自分ではすごい思いつきだと思うものですが、みんな同じようなこと考えているんだなあとか思いました。

実際に行動に移して最後までやりきり(例えばここで90%脱落)、成功(ここでも90%脱落)する人はほんの一握り(この例だと1%)しかいない…という事実を垣間見た感じでもあります。

クラウドソーシングの依頼画面はまだ世に出ていない、あるいは失敗した企画を見れるいい場所です。

受注制作の厳しさを感じる

質問コーナーにまぎれている「質問の体をした愚痴」などは読んでいて胃が痛くなりました。

自分の体験を思い出してしまいます。私の場合あらゆる点を会社に守られていてそれだったんだから、フリーだったらどれだけ大変か。受注制作の理不尽さや厳しさを再確認。主にデザインの大変さを理解してもらえない点。

本来依頼者と受注者は同格なはずなのに、下手したら経営者と労働者以上の不平等がまかり通っています。特に潜在意識の中で上下関係が作られてしまっています。海外はどうだかわかりませんが日本の過剰なサービスの弊害なのでしょうか。あるいは受注者側の専門性が認められていないか、実際に専門性が低いか。

単価が異常に安いこと、手っ取り早く金で解決しようという発注者が多いという感覚を再確認。

あとは最初の評価が欲しい人向け案件が結構多いこと。これは内容も簡単ですが、割で考えたら標準よりもさらに低単価。最初の受注と実績作りのハードルの高さを再確認できました。

人生で仕事で大切なのはコツコツ積み上げることだけ

なんだかいろいろ眺めていてやっぱりふと思ってしまうのは、結局人生や仕事で大事なことはコツコツ積み上げることだけ

  • 愚直に続けられるというのは、人として一番大切→実際見ていたらそういう受注成功者が多い。
  • 一時的な勢いや思い付きで行動しようとするのはだれでもできる→そういう依頼者が多い。

初心者やかけだしからみると途方もない積み上げをしている人が結局受注に成功しています。雇われで働くのと違って勝ち負けがはっきりしている世界です。ただだれしも最初はゼロからスタートして積み上げてきたのは事実です。

世界は広い。自分と同じような経歴もたくさんいる

また他の気づきとしては世界は広いということ。

私は調理師からWebデザイナーになりました。そして私と同じようなタイプ、つまり異なる2つ以上の前職経験を組み合わせて生きている人(主に〇〇とWeb・IT)も結構います。

スポーツ選手だったがその後Web業界に入ったのでスポーツ系のWebサービスを始めました。その他、美容、医療、観光、エンタメなどなど無限です。逆に言うとWebとの組み合わせがない業界などないです。それらの人の取り組み方や考え方に触れる機会があれば必ず参考になるはずなので捉えていきたいと思いました(特に料理や飲食とは距離がある業界であればあるほど発見があるはず)。

でもこうやっていろんな人をのぞいていると、たぶん私とまったく同じパターンの人は日本に三桁以上はいるなと思います。逆順の人もいるでしょう。料理が好きなWebデザイナーとかも含めれば四桁は軽く行きそうです。ということは単にこの経験だけでは強みにならない。もっと強みを作っていくか、強みを表現する切り口を考えないといけないなと思いました。

まとめ

クラウドソーシングで受発注しなくてものぞくと勉強になります。

  • Webで繰り広げられる競争社会の恐ろしさ
  • その業界のあるあるや課題などが見える
  • 自分の経験や思いつきなど特別でないことを再確認できる
  • 受注で働く厳しさを再確認できる
  • 人生で大切なのはコツコツ積み上げることだと思える
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