これからWebデザインを本格的に勉強したいけどWindowsとMacどちらにしよう…と迷っているでしょうか
私はWindowsをおすすめします。今までWindowsに少しでも馴染みがある、そしてMacは使ったことがない、という条件の場合です。
この記事ではその理由を書きたいと思います。
Macは慣れるのがたいへん
若くてすぐ慣れるという方はいいのですが、一応このブログはある程度歳いってから始める方も想定しています。主に30代の中盤くらい。自分がそういうスタートだったからです。
Web制作の勉強というのは本当に覚えることがたくさんあります。そして使用するツールもたくさんあります。その中でその根本的な環境に慣れていないというのは本当にきついと思います。
職業訓練校はWindowsでしたが、もしこれをMacにしたらほとんどの人が慣れるだけで精いっぱいで序盤は全く授業がすすまないでしょう。自分でそんな風にハードルを上げてほしくはありません。
「迷っているくらいならWindows」。
Macはかっこいいのか?
あと迷っている人というのはOSの中身ではなくイメージで迷っているケースも多い気がします。「なんかかっこよさそう」的な感じでMacに流れてしまい、買ってみたら使いにくくて挫折要因の一つになるというのは残念です。
でも形やイメージから入るのも一概に悪くはないです。デザイナーってなんかかっこよさそうみたいな感じでスタートして、一人前になっている人ってたくさんいます。形にこだわるのもデザイナーとして必要な要素のような気もしないでもないですし。
それでもやはり作業的にスムーズにスタートを切るほうが優先順位は高いです。Macを使いこなせないのは一番かっこ悪いです。
MacにWindowsをインストールという手はある
実際のところは現場で仕事をしたり両方のOSを使用していかないと判断できるはずがありません。
だから序盤の実利をとる人はとりあえずWindowsでいいのです。まずはできる限りスムーズに勉強をすすめて就職する。Macに手を出すのはそれからで十分間に合います。
ただしMacを買っておけばWindowsをインストールできるというのがあります。それを前提にしているならそれがベストかもしれません。
でもWebデザインの仕事するならMacも使いこなせなきゃと思って最初から手を拡げるのはきついかも、という話です。少なくとも私の能力では挫折した可能性が高いです。
迷う要素の一つ、就活対策
私が初Macを購入したタイミングは職業訓練終了後の就活中でした。
求人を見る中でMacを基本にしている制作会社も多いと感じ、慣れておいたほうがいいと思ったからです。
でも結局就職したのはがっつりWindowsの会社でした。Web制作が専門の会社ではなくITサービス全般(サーバー、プログラム開発)を提供する会社でした。取引先も官公庁や公的機関が多く、IEをメインに使っている客先が多いという環境。Macが入り込む余地はありませんでした。
このようにMac修業が空振りになる可能性もあります。
もっともがっつりMacばかりの会社に就職していたら逆のことを言っている可能性はもちろんあります。
フォントの問題などは些細
ちなみに制作する際にWindowsで問題になることの一つはデフォルトでのフォント不足です。特に”ヒラギノ”は必須ですがWindowsにはこれが入っていません。
でも会社でモリサワフォント(モリサワパスポート)を買っていたので大丈夫でした。このように普通会社側で必要な環境というのは整えてくれます。最初から個人で仕事を受注していくならともかく、まずは就職を考えている人にとっては心配いらないということです。またフォント問題については別にOSレベルで悩まなくてもいろいろ手はあります。
他にもフォントのきれいさや色の見え方とかいろいろありますが、全部最初は気にする必要がないことです。
というか個人的には最高の環境をつくるよりも大多数のユーザーが使っている環境に身を置くのは大切と思っています。
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