オフィスワーク未経験・立ち仕事(調理)しかしたことがない状態からWebデザイナーに転職しました。
この転職について自分にとっての長短をざっと比較してみました。
まずは転職して大変だと感じた点から。
大変なところ
一番大変だったのは納期に追われるプレッシャーでした。
調理の場合瞬間的に追われているときの厨房はまさに戦場みたいでしたが、基本その日で区切りがつきます。
一方Web制作の場合は日を追って徐々に焦りが増していく感じ、納期直前の残業。
デザインができないときのきつさ、プログラミングなど技術面の問題。これらは料理では感じたことのないストレスでした。
座りPC作業ならではの職業病もあります。眼精疲労を中心に頭痛や肩こり、腰にくるなどです。
次に転職してよかったところ。
良かったところ
時間の使い方が自由なのが一番良かった点です。まさに一分一秒を縮めるために動き回る厨房と比べると自分の性格的には楽に感じました。
時間の使い方と関連して、重要な日以外は突然休んでもさほど問題はないというのも大きかったです。もちろん自己責任で後れを回収する必要はありますが。
あとは基本画面に向かっての一人作業なので人間関係に煩わされないこと、座っていられることなど。
次にやりがい。
感じたやりがい
一番感じたやりがいは「調べて実践してみる」を繰り返すことでの成長感があること。仕事でも”遊び”や”攻め”というのがアリなこと。
仕事としての料理の場合こういう機会はあまりありませんでした。飲食店や給食などのスタッフは主に”守り”の仕事ばかりだからです。
もちろん広い範囲で最新情報についていったりと大変なことも多いです。
他にはWeb制作物は一定期間カタチに残ること。それでいてグラフィックと違いすぐに修正やブラッシュアップもできること。
受注制作でいろいろな業界が見られること。今はWebと関わりのない業界はないです。Webを通じて他の業界への扉が開く可能性もゼロではないですし、興味をもった業界があればそこでWebを役立てることもできるかもしれない。そういう予定がなくても、そう思うとモチベーションを維持しやすい、というのはある気がします。
さいごに、全然違う仕事をして思ったこと。
肉体労働との大変さ比較
調理からWebに移って…「どっちの仕事が大変か」は書きようがありません。どっちも大変、どの仕事も大変、というのは本当です。楽な仕事はない、ちょっとかじっただけではその仕事の本当のやりがいも大変さもわからない、というのも実感しました。
一つの仕事を続けてきた人でも社会経験が長い人の多くは上記のように思えます。ただ私の場合自分自身で全く違うタイプの仕事を2つ経験でき、身をもってそれを確信できたのは人生において収穫だったと思えます。
正直仕事場が厨房からオフィスに変わったときは「一日中快適な温度で、座っておやつも食べながらなんて天国だな」とか思っていました。実際に続けるとなると当然それだけではないです。
一方調理をやっていたころは立ち仕事が当たり前すぎてそれをきついと感じることもなくなっていましたが、一度座り仕事を知ってしまうともう戻りたいとは思えません。でも時折「納期とかいろんなプレッシャーから解放されるなら悪くないかな」とか思ったり。
ただ一つ言えるのは人にははっきりと向き不向きがあること。調理をやっていたときは自分の性質は厨房に合っていないなと感じていました。座り仕事になってからやはりその感覚は間違っていなかったと確信できました。
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